おくぬ〜の『来た球を打つ!』

スイスと日本で活動する舞台俳優奥野晃士(あきひと)のブログ。

徳川家臣団大会

こんにちは!

いつも応援してくださる皆さまに謹んでご報告ですが、

2010年に二人の静大生によって発掘された
『侍たちの茶摘み唄』とであい、
慶喜の護衛であった旧精鋭隊改め新番組の牧之原開墾をテーマに
『ふじのくに歴史演談』の活動を開始してもうすぐ4年………

その間、知られざる駿府に流れ着いた幕臣に対して
様々な角度からアプローチし、
街援隊アートムーブとして活動を展開してきましたが、
徳川家のご家臣の皆さまがたの前で
『歴史演談』を上演させていただきました。

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4月16日ユーフォニアにおいて開催された
『徳川家臣団大会』での上演はこの活動の大きな到達点となった。


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選りすぐりの武闘集団でありながら、
薩摩長州に対して恭順を標榜し、
家臣としての忠義をわすれず、
刀を鍬に持ち替えてひたすら農業に打ち込んでくれた
牧之原の幕臣の方々の苦労のおかげで
全面戦争は回避し、今のアジアはあると思っているので
そんなご先祖を持つ家臣の皆さまには本当に頭がさがる。

実はその二日前の4月14日にも顕光院にて、
パーカッショニストの永吉真弓さんを迎えて、
昨年11月に菊川で上演させていただいた

『初代県知事は最後の侍〜関口隆吉の生涯〜』


ご来場いただいた皆様本当にありがとうございました。

雨ということもあり、
題材も渋かったので集まりはよいとは言えなかったが、
日本茶インストラクターの大川雅代さんや、
堀池龍二さんも照明と音響をこなしてくださり、
とてもいい雰囲気の中上演できたのだが、

集まったお客様に伺うと半数以上が関口のことを知っており、
客席の顔ぶれをみると

龍馬暗殺の実行犯で、初倉村の村長もつとめた今井信郎のご子孫だとか
静岡茶業の発展に力を尽くした丸尾文六のご子孫だとか、
鉄舟を命がけでかくまい次郎長に引き渡した松永七郎平のご子孫だとか、

歴史演談に登場する方々のご子孫が多数揃われ
歴史に明るく、歴史の勉強会を主催していらっしゃる方や
明らかにマニアな方などなど、
壇上から客席を見渡すと、とても恐れ多い感じすらあった。

54歳で列車事故で負った傷がもとで関口は死ぬのだが、
中にはおじいさまが列車の機関士で、
偉い人が乗るから別の人と変わってもらったために
生きながらえた………という運命的な体験をしたご先祖を持つ
方も会場に足を運んでくださった。

顕光院での上演は
若林豪さんとのお寺ムーブメントにはじまり、
もう5回以上やってるが、
これからは動読クラブなどクラブ活動も開催できたらと思っている。

その二日後の4月16日、朝から晴れ渡り、申し分のない日だった。

午前中からリハーサルをして、こちらがかしこまるような高名な学者さんや
家臣の末裔の方々が客席にちらほら見ることができた。

全国に六つある徳川家臣のご子孫の方々で作る子孫の会の皆さまが
一堂に集まり、未来を考えるこの会で、

『鉄舟危機一髪〜決死の東海道中〜』と題して歴史演談を上演させていただいた。















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星演談を終えて~歴史人物と星のめぐりについて~

こんにちは
昨日は『歴史人物⭐︎星演談~山岡鉄舟をめぐる人物~』無事終了しました。
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(撮影/平尾正志)
チラシを見た人が、歴史アプローチとしてこんな切り口もあるのかと
企画を絶賛してくださる方とか、チラシを見ただけで笑っちゃったとか………
ともあれとても感心をもってくださる方も多かった企画ですが、
というのも西洋占星術の杜香里せんせいの、
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(撮影/平尾正志)

「占星術を文化として楽しむことを推奨したい」
という思いから企画がはじまっており、
それは演劇をもっと身近に感じていただきたいという思いからはじめた
古典戯曲を読む会やリーディング・カフェをはじめた私の思いとも
通底するところがあり、とても共感できた部分である。
ご参加くださった皆様、本当に有難うございました。
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(撮影/平尾正志)
占星術には主に太陽の動きだけでなく月の動きも重要な要素らしい。
私の場合10月31日生まれというのは蠍座だが、
これは太陽の星座ということで、
月星座というのは魚座なのだそうだ。
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(撮影/平尾正志)
ニッチでマニアな分野を掘り下げる傾向にある蠍座は研究者とか職人に向き、
感情移入する憑依体質の魚座は芸術肌なのだそうで
俳優という職業、とりわけニッチでマニアな分野を探求する歴史演談に進んだ私の嗜好を
的確に言い当てていた。
この日の主役の山岡鉄舟だが、
太陽はしし座、月は蠍座だそうだ。
山岡鉄舟
(偉業を成し遂げた人物の星まわりに蠍座が登場すると嬉しい)
この太陽と月の星座の関係は対角に位置し、
エネルギーの巨大さを表すらしく
鉄舟はまさにエネルギーの塊で
しし座はブレない志を示すそうだ。

太陽月共に魚座の勝海舟は融通無碍な本質をもっているようで対照的である。
ちなみに「魚座は法螺吹きの始まり」ともいうとのこと、
勝の大法螺吹きぶりは有名である。
とういえば、慶喜の側近で幕末の三舟の一人、
槍の高橋泥舟も魚座だそうだ。
西郷への駿府での談判はまず高橋の名が候補に挙がったそうだが、
先生曰く、駿府にいっても西郷にうまく丸め込まれるだけだった可能性が高いとのこと。
やはりブレない信念を持った山岡鉄舟という人選は
敵方の西郷をして、
「さすが徳川はどえらい宝をお持ちだ」
鉄舟の人物を評価しているところをもってしてもわかる。

そして、本日顕光院で上演させていただく関口隆吉
鉄舟と同じ年に生まれ、親友であったことも知られている。
関口隆吉 写真
静岡は父隆船の生まれ故郷で、
静岡県知事に任命された時も名誉なことと喜んで引き受けたそうだ。
そんな関口さんは太陽が蠍座で月はおうし座だとのこと。
おうし座はまじめでマイペースなのだそうだが、
静岡県政もまさに遅効の策をとり、
目に見える成果を求める声をあっさり退ける一面があったそうだ。
しし座と蠍座の鉄舟とはなんとなく馬が合いそうだ。
そんな関口の息子は広辞苑の新村出。
他にもすごい子供達。
浅間通りで歴史の活動をされてる原木さんが昨日下さった資料より↓

歴史と星座のコラボはこれからもシリーズ化できたらいいねと
杜香里さんとは話している。
ちなみに杜さんの御主人はかの今井信郎の御子孫にあたる。
今井の星座も太陽は蠍座で月は蠍かいて座だそうだ。
私の星回りと似ているそうだ。
5月2日には藤枝のSBS学苑で夜郷土の偉人を知る会として
『今井信郎』の歴史演談を企画している。
くわしくはこちら
今回も菊川で初演したときと同じ永吉真弓さんの演奏。
大好評、大川雅代さんのてい茶サービスもあります。
大川さんお茶91_n
ご来場をお待ちしております。

奥野晃士

畑毛温泉とモロラジー研究所

本日13日夜は歴史人物☆星演談を杜香里先生と企画しているが、
タイミングよく大阪の元競輪選手でマッサージ師のBaji さんが
函南に来てそうなので、行ってきた。

名古屋公演で大変だったので、
まだまだ体調が戻ってない感じがしてたのでちょうどよかった。
彼は河内長野の近くの滝谷不動駅前に
不動神楽というスペースを中心になって運営しており、

私もこの場所でワークショップを開かせていただいたりしたが、

マッサージも何度か受けており、
かなりガチで硬派なマッサージだが、とても助けられている。

そんな彼は土地柄か楠木正成を始め、
地元の歴史をかなり詳しく研究しており、大和民族の起源にも精通していて、
静岡の歴史や遺跡などにもとても詳しい。
今日は近所の白山畑毛神社⛩と、

廣池千九郎記念館に行くことを勧められた。

Bajiさんが拠点にしてる函南のフェイシャルサロンのオーナーのたまみさんの案内で、

まず行ったのが白山神社。
小高い丘にあってここには日蓮宗三世日目四世日道両上人が眠っているという。

モラロジーの廣池千九郎のことも詳しくは知らなかったが、
畑毛温泉の逗留して「道徳科学の論文」を執筆したので、

その逗留した旅館の建物がそのまま残されていた。

論文も全巻揃っている。

専用の読書部屋もあった。
全ての思想や宗教を統合し、世界平和に至るまでの知恵が詰まっている。

しかしながら世界平和への道はまだまだ遠いような気がする。
思いもよらず素晴らしい偉人の足跡に触れた函南。
色々聞きたいことがあったが、
これからスノド七間町で準備ですので、
メールをしたら
以下のキーワードを送ってくださいました。
正に秦一族の開拓地
秦と白山信仰が結び
ついてるのが平泉寺
当主平泉澄
昭和天皇や溥儀に教鞭を
沖浦和光先生
比較民族学
19時から山岡鉄舟を西洋占星術で読み解きます。
明日は関口隆吉やってます。


奥野晃士

山岡鉄舟と関口隆吉

こんにちは!

おかげさまで、4月8日マルヒラ呉服店での『牧之原悲恋』無事終了しました。

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星出さんやびあぼんさんの素晴らしいパフォーマンスもあり、

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内容にご満足いただけた皆さまから最後はおひねりがはじめて飛びました!

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とても嬉しく思いました。

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ご来場いただいたアジア研究でも有名な高木桂蔵先生も
「日本はおひねりが役者を育てる」とおっしゃってましたが、
庶民の熱い期待や応援が歌舞伎役者の芸を育て、
伝統芸能として世界に類を見ない様式を確立できたのかも………。

しかし、今回でマルヒラさんでやる歴史演談は5回目を迎えるが、
すでに常連客が定着してくださっている感じがあってありがたい。

多士済々が集まる会場でもある横田のマルヒラさんの中には
私が牧之原の開墾をテーマにするきっかけとなった『侍たちの茶摘み唄』の作者
江崎惇さんの息子さんもちょくちょく足を運んでくださったり、
入籍したばかり新婚ホヤホヤの音羽町在住の美術家、音羽晴佳さんがきてくださったり、
(ご入籍おめでとうございます!)
議員さんや企業の重役、はては但沼町に伝わる舎人(とねり)親王囃子のお面作家さんまでかけつけてくださり、
呉服屋さんの枠をこえて、様々な発信が行われる拠点となりそうだ。

今年は明治維新150周年ですが、
明治維新と静岡というのはとても縁が深い。

今週末はいよいよ、
同じ年で親友としても知られる
剣禅一如の哲人山岡鉄舟
初代静岡県知事の関口隆吉をとりあげる。

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明治維新のキーパーソンをあげるとしたら
徳川慶喜西郷隆盛となってくるのだろうが、
その慶喜の命を受けた山岡鉄舟が命がけで挑んだ静岡での西郷への談判は
江戸城無血開城のきっかけとなった。

山岡鉄舟


ちなみにその会談は伝馬町で行われた。
今もペガサートの一階のタリーズコーヒーの前にその記念碑がある。

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その西郷との会談で慶喜側の使者を仰せつかった山岡鉄舟も、
明治の世の中では静岡藩の重役として静岡に身を寄せることになる。

勝海舟もまた江戸無血開城のあとは静岡藩の重役。
実母と実妹が沓谷の蓮永寺に眠っている。


「山岡鉄舟の武士道」の中で、勝海舟がこう言っている。


山岡死亡の際は、おれもちょっと見に行った。
明治二十一年七月十九日のこととて、非常に暑かった。
 おれが山岡の玄関まで行くと、息子、今の直記が見えたから

海舟「おやじはどうか」

というと、直記が

直記「いま死ぬるというております」

と答えるから、おれがすぐ入ると、大勢人も集まっている。
その真ん中に鉄舟が例の坐禅をなして、真っ白の着物に袈裟をかけて、神色自若と坐している。
おれは座敷に立ちながら、

海舟「どうです。先生、ご臨終ですか」

と問うや、鉄舟少しく目を開いて、にっこりとして、

鉄舟「さてさて、先生よくお出でくださった。ただいまが涅槃の境に進むところでござる」

と、なんの苦もなく答えた。
 それでおれも言葉を返して、

海舟「よろしくご成仏あられよ」

とて、その場を去った。
 少しく所用あってのち帰宅すると、家内の話に

民子「山岡さんが死になさったとのご報知でござる」

と言うので、

海舟「はあ、そうか」

と別に驚くこともないから聞き流しておいた。
 その後、聞くところによると、おれが山岡に別れを告げて出ると死んだのだそうだ。
そして鉄舟は死ぬ日よりはるか前に自分の死期を予期して、間違わなかったそうだ。
 なお、また臨終には、白扇を手にして、南無阿弥陀仏を称えつつ、
妻子、親類、満場に笑顔を見せて、妙然として現世の最後を遂げられたそうだ。
絶命してなお、正座をなし、びくとも動かなかったそうだ。

という。

そんな山岡鉄舟と彼を取り巻く人物として
親友といえるのが関口隆吉初代静岡県知事

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当時ボロ鉄といわれるほど貧乏だった山岡の刀が竹光なのを知っていた関口が
自身の刀を山岡に授け、それを腰にさして山岡は東海道を静岡に向かったといわれているが、
そんな関口は父親が御前崎出身。

幼い頃から神童と呼ばれ、体は小さいがガキ大将タイプ。
13歳で桂小五郎が塾頭をつとめていた斎藤弥九郎の練兵館道場で修行。
学問もおさめ、もと幕臣でありながら開国派の勝海舟に切りつけたこともあり、
維新後は牧之原の開墾方のサブリーダーとして活躍したが、
新政府への出仕の要請を受け、高級官僚から山形県令、山口県令をつとめ
第3代静岡県令に。
そのあと県令が県知事になったので初代県知事というわけだ。

彼もまた命がけでことに当たった。
山形、山口県令の時は不平士族の反乱の鎮圧に活躍し、
山口県令の時は前原一誠率いる不平士族が起こした萩の乱を
見事に鎮圧している。

関口は生け捕りになった前原以下首謀者が斬首になるまで
毎晩のように牢屋を見舞ったという。

静岡にきてからは殖産興業につとめ、現在の富裕県の礎を築いたが、
惜しむらくは53歳の時に列車の事故のときの傷がもとで破傷風になり
事故から1ヶ月後に帰らぬ人となった。
明治天皇も関口の容体をずいぶん心配されたご様子で、
見舞いを送られたり、
随時容体を報告せよとの命令を下したそうだ。

徳川慶喜も鉄舟と関口を立て続けに失い
ずいぶん落ち込んだようだ。
菊川まで慶喜が見舞いにきたときのことは本当に泣かせる。

4月13日(金)19時から
西洋占星術からのアプローチで読み解く試みを今回はじめて行う。

西洋占星術は杜香里さん。

なんと杜さんのご主人は
坂本龍馬を暗殺した実行犯として歴史に名を残した
今井信郎のご子孫である。

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今井信郎の歴史演談も静岡のみならず大阪でも上演したこともあるが、
後半生は牧之原に移住し、開墾をまじめにがんばり、
初倉村の第四代尊重までつとめ、静岡県の教育や農業の発展に尽力することになる。

和暦と西暦は違う。
以下ざっと調べてみたら、

勝海舟は文政6年1月30日〈1823年3月12日〉
徳川慶喜は天保8年9月29日(1837年10月28日)
西郷隆盛は文政10年12月7日(1828年1月23日)
山岡鉄舟は天保7年6月10日(1836年7月23日)
今井信郎は天保12年10月2日(1841年11月14日)
坂本龍馬は天保6年11月15日〈1836年1月3日〉
関口隆吉は天保7年9月17日(1836年10月26日)

なんと、

7人中慶喜、今井、関口の3人が蠍座とは………

ちなみに奥野の誕生日はハロウィンの日の10月31日の蠍座である。
杜先生いわく、奥野と今井のホロスコープは似ているとのこと、
では関口や慶喜はどうだろうか?

ぜひご期待くださいませ。

ホロスコープで読み解く明治維新150年
歴史人物⭐星演談
2018年4月13日(金)19時
から
会場:スノドカフェ七間町(420-0035 静岡県静岡市葵区七間町7−8 電話054-260-6173)
参加費:2000円(ワンドリンク付き)
出演:奥野晃士(演談)、杜香里(西洋占星術)

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顕光院歴史演談
関口隆吉の生涯
~初代県知事は最後の侍~
2018年4月14日(土)18時から
会場:顕光院(〒420-0029 静岡県静岡市葵区研屋町45
電話: 054-252-1337)
参加費:1500円
出演:奥野晃士(動読)‰永吉真弓(パーカッション)
お問い合わせ :街援隊アート・ムーブ
TEL :09039271440 (奥野)
gaientai.am@gmail.com

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奥野晃士



村田保と薄根まつ

こんにちはー
今月の歴史演談も順調にスタートを切らせていただき
4月5日の『海舟がくれたピストル』並びに4月6日『生き神になった幕臣松岡萬』
どちらも無事終了しました。
ご来場いただいた皆様本当にありがとうございました。
『海舟のくれたピストル』は今まで何度か上演してきましたが
講座形式は初めてだったので、資料を作り、その過程で多くのことを学んだ。
『松岡萬』は加筆しての上演だっただけに世界初演(笑)
松岡は元々危険人物清河八郎と親しくする鉄舟を殺そうとつけ狙ったそうで、
鉄舟に剣術でも柔術でも負けてから兄事することになるので
静岡での活躍を鉄舟との会話の中で表すことにした。
海舟や鉄舟はすでに歴史上の人物として大人気であるが、
これからこの松岡萬という人物の評価は高まってくると思う。
静岡県内で岡部と磐田の2箇所で生き神として祀られたという事実から
いかに庶民に慕われたかがわかる。
今の政治家や官僚が学ぶべき、いや、爪の垢でも煎じてほしいと思える人物の一
人である。
ビアぼんさんの音楽とともに、但沼町の名刹東壽院におきまして
雨にも負けず駆けつけてくださった方々と素晴らしい時間を過ごせたことを嬉しく思います。
松岡と同じく、幕末明治の清廉潔白な政治家として、
またフランスやドイツの刑法を学び、
日本の水産振興に貢献した村田保という人物を明日のマルヒラ歴史演談で取り上げる。
この人物は大坂で生まれ、
江戸の幕臣村田家に養子にいったとのことであるが、
なんと槍を山岡鉄舟と同じ、山岡静山に師事したそうだ。
高橋泥舟の実の兄である。
一方薄根家も幕臣で、慶喜を護衛し水戸から静岡に来た精鋭隊の隊士の家系。
そんな薄根家の長女まつは美貌と才知で知られていた。
そんな薄根まつは村田保と婚約するのであるが、
明治元年、村田は新政府の昌平学校に教授方として出仕したことが
薄根家の逆鱗に触れ、一方的に絶縁状態になる。
その後、村田は宮内省官僚斎藤桃太郎の姉貞子と結婚し、
五人の子供をもうけ、養子も迎えるが、
貴族院勅宣議員として
第一次山本権兵衛内閣の時に起こったシーメンス事件を厳しく追求、
山本内閣総辞職と刺し違える形で議員を辞職した。
薄根まつはその後結婚せず、
茶農家として牧之原で八面六臂の活躍をし、家族や牧之原士族を支えるが、
村田が議員を辞職し、鎌倉に隠棲したことを新聞で知ると、
45年ぶりの対面を果たすのである。
その後、村田は浜松に引っ越す。

そんな半世紀にもわたる愛の物語を
古くはSPAC創設当初のカチカチ山やシンデレラに出演、
最近ではタニノクロウ氏の『エクスターズ』にも出演しておられた
音楽教師、声楽家としても実績のある星出三貴さんとお送りする。
音楽はおなじみムッシュびあぼんさん。

会場は横田の老舗マルヒラ呉服店。

マルヒラ歴史演談
『牧之原悲恋』
2018年4月8日(日)18時開演(開場17時半)
参加費:2000円
会場:マルヒラ呉服店
(〒420-0835 静岡県静岡市葵区横田町8−13 電話: 054-252-2872)
お問い合わせ :街援隊アートムーブ
TEL :09039271440 (奥野)
gaientai.am@gmail.com
出演:奥野晃士、星出三貴
ムッシュびあぼん(民族音楽)
主催:街援隊アート・ムーブ
協力:マルヒラ呉服店
マルヒラさんではこれまで
山岡鉄舟や勝海舟、井伊直虎、今井信郎など
比較的名前の売れた人物を取り上げてきたが、
今回は知られざる秘話をお届けできたらと思う。
実はSBS学苑で先日、伊豆文学賞作家でよくご一緒させていただく
小長谷建夫さんとの話の中で、
薄根まつは小長谷さんの所属する同人誌にも文章が掲載されていたそうで、
ご子孫が元SBS記者だったという話になると
SBSの元社員さんである小長谷さんは
「えっ、あの薄根の!?」
と驚いておられた。
こんな風に、静岡には元幕臣の子孫が大勢活躍している。
そんな歴史を、ぜひ大勢の方々にお伝えできたらと思います。
ホロスコープで読み解く明治維新150年
歴史人物⭐星演談
2018年4月13日(金)19時から
会場:スノドカフェ七間町(420-0035 静岡県静岡市葵区七間町7−8 電話054-260-6173)
参加費:2000円(ワンドリンク付き)
出演:奥野晃士(演談)、杜香里(西洋占星術)
顕光院歴史演談
関口隆吉の生涯
~初代県知事は最後の侍~
2018年4月14日(土)18時から
会場:顕光院(〒420-0029 静岡県静岡市葵区研屋町45
電話: 054-252-1337)
参加費:1500円
出演:奥野晃士(動読)‰永吉真弓(パーカッション)
お問い合わせ :街援隊アート・ムーブ
TEL :09039271440 (奥野)
gaientai.am@gmail.com
ではまた!
奥野晃士