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おくぬ〜の『来た球を打つ!』

スイスと日本で活動する舞台俳優奥野晃士(あきひと)のブログ。

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作家と俳優のコラボで活字文化に挑戦!

こんにちは!

雨続きのあとは、連日暑さで身もとろけそうですが、お変わりないですか?
こちらは連日、歴史演談やら小さな企画で各地を転々としております。

辞書で調べると「演義」とは“道理・意味合いをわかりやすく説くこと”とありますが、
歴史物語を語る上でネックになってくることは、
時代背景やら人物相関図、出来事の呼び名などが、かなり難しく感じられ
お客様の理解の妨げになるということ。

漢字の字面で理解するのと、語りを聞いて理解するのとでは、大きく違います。

でも、もし、小説を書いた作家本人の解説付きで公演ができたら、
理解も深まるし、俳優が語れば臨場感も増すのでは………というところから
作家本人を巻き込んで、活字文化への挑戦からはじまった『動読演義』ですが、

7月3日、反射炉登録直前の江川邸にて行った『江川坦庵動読演義』は、
暑い熱気の中終えることができました!

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作家の小長谷さんの解説も冴え渡り、
親しみやすい語り口から、的確に作品を楽しむポイントを指摘してくださり、
韮山反射炉で日夜ガイドのボランティアをしておられる皆様にもご参加いただき、
当日はなんと、第42代江川家ご当主、江川洋氏も駆けつけてくださいました。

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坦庵公がそうであったように、大柄で、目が大きく、第37代江川坦庵公の面影を今に伝える風貌い、とても感動してしまいました。

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塾の間に雨にもかかわらず100人近くの人が座り、
重要文化財の江川邸を管理する方々は床が抜けないかハラハラしていたそうですが………。

終わってからは、韮山時代劇場に世界遺産登録の瞬間を共有しようと、パブリックビューイングが開催されており、そちらに参加!

こちらも大変な熱気でした。

21日はSBS学苑で『安倍七騎動読演義』も大変盛り上がりました。
やはり、物語の行われた場所を足で歩いて書き上げた浅羽さんの説得力はとても素晴らしく、

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自分たちの住まいの近くで戦国時代にこのような合戦があったり、
エピソードがあったりしたことを改めて知って、
その辺私自身も大変興味深く聞き入ってしまいました。

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戦国時代の伝説たるや、とても興味深いです。

7月27日は焼津は曹洞宗の名刹、林叟院で、
まさに林叟院にまつわるお話を、作家と俳優が送る動読演義でお届けします。
ぜひおこしくださいませ。

俳優と作家による『安倍七騎“動読”演義』
日 時 : 平成27年7月27日(月曜日) 17:15 開演
参加費:2000円
場 所 : 林叟院(りんそういん)(焼津市坂本1400)* 駐車場あり。 * 本堂内飲食はできません。

* 戦国時代、今川家、徳川家に仕えた長谷川氏ゆかりの禅宗の古刹で、庭園鑑賞もお楽しみいただけます。
交 通 : 焼津市自主運行バスゆりかもめ「林叟院入口」下車(「焼津駅」から20分位)

プレイベントとして、16:45 より「家康餅」試食会 、在来種「志太米」使用、つきたて「家康餅」の試食会(先着20食)が行われます。
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歴史演談も残すところ、
7月26日@浜松 蔵泉院、
7月29日@研屋町 顕光院、
8月9日@常盤町 教覚寺さんの三箇所となりました!

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暑い夏が続きます。
皆様、どうぞ体調には十分気をつけてくださいね。

ではまた!



奥野晃士

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静岡にいた戦わなかった英雄たち。

みなさま、こんにちは!

炎天下の続く今日この頃、韮山での夜叉ケ池おかげさまで多数ご来場を賜り、無事終了しました。
ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。

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そして7月5日下田を皮切りに、歴史演談お寺ツアーが開始しました。

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下田では地元の皆様方を中心に、多勢のみなさまにご観劇いただき、本当にありがとうございました。
野人さんが伊豆下田100景にレポートを書いてくださいました。
伊豆下田100景

取り扱う題材は明治時代の徳川幕臣たちが行った、牧之原の茶畑の開墾事業を中心とした一大叙事詩
『侍たちの茶摘み唄』より、とっておきの秘話をまじえたストーリーと、

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世界遺産に無事登録が決まった韮山反射炉を築いた幕末の巨人
江川坦庵公の志を今に伝える『前を歩く人〜坦庵公との一日〜』です。

韮山反射炉

私が歴史に興味を持ち始めたのも、やはり“勤王の志士“と呼ばれる、
薩長土を中心とした英雄たちの活躍に血湧きにく踊ったわけですが、

ひたすら主君に従い、恭順をつらぬいてくれた徳川幕臣の方々の存在に
あまりスポットがあたることはなかったようで、
奥野自身も意識せずにいたところがあったのですが、
静岡に来て、幕臣の方々のことを調べるうちに、
本当に優秀な人たち、強者だったからこそ、恭順を貫き通せたことがわかってきました。

1869年鳥羽伏見の戦いで敗走した徳川軍ですが、
実は大阪湾では榎本艦隊がぼろ勝ちしており、
小栗上野介は東海道を進軍してくる薩長軍を駿河湾から砲撃する案を進言したそうです。

後年、小栗案の存在を知った長州の天才軍師大村益次郎は、
「これをやられたら負けていた」と震え上がったそうですが、

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このように徳川が勝つチャンスはまだまだあったし、
意気軒昂な主戦派も多かった。
しかし、勝海舟が主張した恭順を、徳川慶喜も貫いてくれました。

勝海舟

勝つの考えの中には、

内戦が長引けば、人民の苦しみは続き、
海外からの干渉を受け、
他のアジアやアフリカの国のように植民地支配を受けるかもしれない。
海舟曰く、

「(薩長は)口に勤王を唱うといえども、大私を挟み、皇国土崩、万民塗炭に陥ゆるを察せず」

と、
江戸城無血開城の前に西郷に送った書簡に書かれており、『私』ではなく『公』の政治の重要性を説いております。

もし、この時内戦で国力が弱まったところで、海外からの干渉を受けていたら、
そもそも日露戦争での勝利もなかったでしょうし、
日本は、アジアは、いったいどんな運命をたどっていたのでしょうか………?

………ワナワナワナ………。

そして、当時の日本最高の達人たち、文化人たちが主君のいた静岡に集結して、
公共事業を請け負って泥土に塗れた生活を耐え抜いてくれたことによって………
日本は近代化の道を進み、結局植民地支配を受けることはありませんでした。

幕臣の皆様、お疲れ様でした。
本当に頭が下がります。

そして、海外の脅威に対抗するために、海防などで比類なき働きをし、
反射炉を作った韮山の代官、江川坦庵公の活躍にもぜひ注目していただきたいと思います。

こんな時代だからこそ、徳川幕臣の侍スピリットを現代に伝えれたらと思います。

◆@池田 本覚寺
『廃藩置県』 ( 『侍たちの茶摘み唄』より)
角 谷村の名主白鳥惣左衛門と幕臣勝海舟との交流を通じて、明治の静岡の様子を知る段です。なんと勝は実母を住まわせるための庵を、惣右衛門から譲り受けた土 地に建てていたのでした。そんな勝の実母信子もすぐに亡くなり、亡骸は家康の側室お万の方が熱心し信仰した日蓮宗蓮永寺に埋葬されるのですが、今回の会場 である本覚寺さんは明治時代に食い詰めた徳川の旧幕臣たちを、数多く庇護してくださったそうです。池田を盛り上げる活動をされてるしろくまLaBOさん主 催!
7月18日(土)13時から 
動読:奥野晃士
演奏:ムッシュびあぼん
参加費 2000円
本覚寺
(〒422-8005 静岡県静岡市駿河区池田1379 電話:054-262-3478)
参加費:2000円
主催:しろくまLaBO  協力:池田自治会
お申込み・お問い合わせ:しろくまLaBO事務局 09073120475

◆@但沼 東壽院
第17回伊豆文学賞最優秀賞受賞作品
『前を歩く人〜坦庵公との一日』
作家小長谷建夫さんとの「江川坦庵動読演義」でも好評だった本作品をいよいよびあぼんさんの音楽とのコラボでお送りします。幕末の巨人江川坦庵が韮山反射炉建設にかける思いとは………?東壽院のご住職は江川坦庵公の末裔の方とも親交があり、ご縁を感じます。
動読:奥野晃士
演奏:ムッシュびあぼん(民族楽器)
◇日 時:2015年7月18 日(土)18時30分から    
◇参加費:2,000円
◇会 場:東壽院〈〒424-0303 静岡県静岡市清水区但沼町873 TEL 054-393-2229〉

◆豊橋 太平寺 暑氣払い特別企画
第17回伊豆文学賞最優秀賞受賞作品
『前を歩く人〜坦庵公との1日〜』
豊橋の名刹太平寺さんでの特別企画、イザベルさんはスイス在住のプロのフルーティストです。鈴木さんもローザンヌでピアノを学ばれてたプロフェッショナル!どんな共演になるかとても楽しみです。
7月19日(日)19時から 
動読:奥野晃士 
演奏:鈴木雅子(ピアノ)、Isabel Lerchmüller( フルート・尺八)
太平寺(〒441-3301 愛知県豊橋市老津町東高縄204 電話:0532-23-1424)
参加費:無料

◆@浜松 蔵泉院
『廃藩置県』 ( 『侍たちの茶摘み唄』より)ほか
浜松の文化発信にとても熱心なお寺さんです。実は勝が奔走し、新政府から出資され、旧幕臣の失業対策にあてられた二万両は、浜松県令を通じて牧之原に送られたんですね。
動読:奥野晃士
演奏:永吉真弓(マリンバ)
◇日 時:2015年7月26 日(日)16時から    
◇参加費:2,000円
◇ 会 場:蔵泉院〈 〒431-3115 静岡県浜松市東区西ケ崎町622
053-434-0645〉

◆@研屋町 顕光院
第17回伊豆文学賞最優秀賞受賞作品
『前を歩く人〜坦庵公との一日』

先日顕光院の住職が晋山式を終えられ、新しく就任したばかり。文化会館も併設し、文化発信にすごく熱心に取り組もうとされておられます。研屋町にあるとても立派な本堂は、土足で上がれる珍しいお寺です。
動読:奥野晃士
演奏:ムッシュびあぼん(民族楽器)
◇日 時:2015年7月29 日(水)19時から    
◇参加費:2,000円
◇会 場:顕光院〈〒420-0029 静岡市葵区研屋町45 TEL054-252-1337〉

◆@常盤町 教覚寺
『安倍川を渡った阿弥陀様』 『鉄舟薩埵峠危難』 (『侍たちの茶摘み唄』より)ほか 
合唱団の指導もされ、作曲もこなされるご住職は文化人としても有名。薩埵峠で薩摩兵によって銃撃された山岡鉄舟が難を逃れ、次郎長に伴われて西郷との面談に挑むの段と、教覚寺に伝わる親鸞と阿弥陀様にまつわるお話です。
動読:奥野晃士
演奏:ムッシュびあぼん(民族楽器)
◇日 時:2015年8月9日(日)18時から    
◇参加費:2,000円
◇会 場: 教覚寺 〒420-0034 静岡県静岡市葵区常磐町2-8-12
054-252-5091
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企画・制作:街援隊アート・ムーブ  
後援:SPAC-静岡県舞台芸術センター


ではまた!


奥野晃士

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