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おくぬ〜の『来た球を打つ!』

スイスと日本で活動する舞台俳優奥野晃士(あきひと)のブログ。

6月藤枝での街援隊活動

グリューエッツー

スイスに戻ってきて二週間、
だいぶ春めいてきました!
藤枝のお寺3ヶ寺で歴史演談を開催させていただきます。

藤枝おんぱく参加
ふじのくに
歴史演談と藤枝の民話お寺ツアー 2017  
 

6月9日(金)19時     於 蓮生寺
第一部
『松岡様!蓮華寺池は命の水ズラ!』
蓮華寺池の埋め立て中止を求めて奔走する市部村と五十海村の名主忠五郎と仁平。命がけの談判の相手は静岡藩の水利路程掛、文武両道の達人として名高い旧幕臣、松岡萬。

第二部
『蓮生寺開基秘話質に入れたお念仏』
身ぐるみ剥がされた旅の僧蓮生坊は、ケチな福井長者に借金を申し出る。質に入れるものがなければ金は貸せないという長者に、蓮生坊は静かに念仏を唱えると………。

会場:蓮生寺(〒426-0018 静岡県藤枝市本町1丁目3−31電話: 054-641-2156)
動読:奥野晃士、山田愛(藤枝市民)、松尾つとむ(藤枝市民)  
演奏:ムッシュびあぼん(民族楽器)

6月10日(土)14時     於 大慶寺
第一部
『海舟がくれたピストル』
母信子を安倍川ぞいの庵に住まわせ、日夜東奔西走する勝海舟。しかしほどなく亡くなった母の亡骸を蓮永寺に葬り、静岡藩重役としての職務の傍ら、旧幕臣の生活を扶ける。
第二部_
『大慶寺開基秘話日蓮上人お手植えの松』
日蓮上人が旅の途中に立ち寄った茶店の夫婦に法華経の功徳を伝えたところ、夫婦は上人の弟子に。この時上人自ら植えたのが境内に今もそびえる「久遠の松」といわれている。

会場:大慶寺(〒426-0025 静岡県藤枝市藤枝4丁目2−7電話: 054-641-1229)
動読:奥野晃士、片山梅乃(びくの会)、脇田治美(東海道街道文化創造事業 演劇創作体験参加者)

演奏:永吉真弓(パーカッション)

6月11日(日)18時     於 鬼岩寺
第一部
『鬼岩寺の黒犬伝説』
田中城主本田公は鬼岩寺のクロと土佐犬シロを闘わせるが、狼の血を引くクロが勝ち、怒った本田公はクロを始末しようと家来をけしかける。クロは井戸に身を投げるが………。
第二部_
『化け物の岩〜弘法大師の鬼退治〜』
弘法大師が旅の途中に藤枝に立ち寄った折、大勢の人が鬼に襲われ、苦しんでいた。大師は人々を救うべく法力をもって鬼を大岩の中に閉じ込めた。
会場:鬼岩寺(〒426-0025 静岡県藤枝市藤枝3丁目16−14電話: 054-641-2932)
動読:奥野晃士、阿部けい子(びくの会)、前田直紀(陶芸家)  
演奏:ムッシュびあぼん(民族楽器)

参加費: 2,000 円(大学生以下1000円、小学生以下無料)
✳呈茶サービスあり 呈茶: Tea-plan't 大川雅代(日本茶インストラクター)
定員70 名( 最少催行人数20 名
申し込み:070-5332-3955 (藤枝おんぱく事務局)
主催:街援隊アート・ムーブ
協力:蓮生寺、大慶寺、鬼岩寺、びくの会、Tea-plan't、ユニークポイント
藤枝おんぱく公式ウェブサイト 
https://shizuoka-onpaku.jp/fujieda/


特に初日蓮生寺さんでは旧幕臣松岡萬を、
二日目大慶寺さんでは旧幕臣勝海舟を取り上げる。
静岡では珍しい真言宗のお寺の鬼岩寺では、弘法大師空海にまつわるお話。

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藤枝のお寺にまつわる民話を、
藤枝ゆかりのゲストの皆様と共にお届けします。

ぜひお楽しみくださいませ。



ではまた


奥野晃士




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近現代史について

グリューエッツー

ご無沙汰しております。
GWを無事乗り切り、スイスに帰ってきました。

帰ってきたときはまだまだ肌寒く、
スイスをたった4月半ばよりも寒いのではないかと思える陽気でしたが、
ここ2日ほど春らしいポカポカした日が続いております。


3月はNoism劇的舞踊『ラバヤデール〜幻の国〜』ルーマニア公演に参加させていただき、
本当に貴重な体験をさせていただきました。

Noismサイトはこちら

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4月はふじのくに⇄せかい演劇祭『1940〜Rシュトラウスの家〜』で遅ればせながらの参加、
AOI音楽館で素晴らしい音楽家の方々とのコラボも、またとない機会だったと思います。

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この両作品ははからずも同じような時代の日本をとりまく環境が色濃く反映されている。
この時期、そんな2作品にかかわれたのはとても幸運なことだと思う。

歴史というのは本当に複雑で、面白く、掘り下げれば下げる程、
ザクザクと様々な代物が出てくる感じがする。

とりわけ、

一般的に言われている解釈や、教科書とまったく違う事実に出くわしたときは
ビンゴ!という、してやったりの感覚と同時に、

まったく理不尽な思いに苛まれることもあり、
時として当事者の方々に感情移入したとき憤慨したり、悲嘆にくれることもある。

「勝てば官軍」という言葉の通り、歴史というのは勝者がつくりあげるもの、
我が国の歴史をみても


戦国時代は徳川によって、
江戸時代は明治政府によって、
戦前はGHQによって………

だいぶアレンジされているように思う。

以前宮城さんに戦前に出版されたメリメの戯曲集を見せていただいたが、
その装丁たるや見事だった。
重厚感があり、品があって、その後再出版された戯曲集とは
比べ物にならない丁寧な作りだった。

宮城さんも、

「戦前の文化ってひょっとしたら今の我々の時代より豊かだった面があったのかもしれないね」

とつくづくおっしゃってた。

『1940』でも語られてたように、
戦前の日本はおおまかにいうと、都会には物が溢れ、繁華街は賑わっていた消費文化が存在していたのだ。




私たちが「傀儡(かいらい)」という難しい言葉を十代の頃に覚えるのも、
満州事変によって誕生した満州国のおかげだと思うのだが、

満州を統治していた張作霖が、
日本を裏切って欧米に寝返り、

豪邸に住んで私服を肥やしまくり、
馬賊出身ということもあってか、暴力による搾取で民は苦しんでいた。

実際、移住した日本人を差別して、時折虐殺事件も起こっていたりして………

そもそも中国四千年とかいうけど
満州族は独自の文字を使ってたりとか、
漢民族とは明らかに別文化だし、
万里の長城の向こう側が関東と言われてた場所で、
そこに暮らす女真族が満州族になったのだが、
この満州族が打ち立てた王朝が清王朝。
この地もちょっと書けないようなダークな事件が繰り広げられている。

そもそも、

征服者がとって変わるたびに根絶やしに近い形で
政権交代した、易姓革命の繰り返しをみて

山鹿素行など江戸時代の学者が

「易姓革命は結局臣が君を倒すことで、
そのようなことがしょっちゅう起こっている中国は
中華の名に値しない。
建国以来万世一系の日本こそ中華である」

と唱えたほど。

平田オリザさんの原作であるNoism劇的舞踊『ラバヤデール〜幻の国〜』は
13年つづいた理想国家が舞台で、傀儡の皇帝も登場し、
五族協和をスローガンにかかげた、「ザ・八紘一宇」の実験国家満州国を思わせる。
しかも、ちゃっかり馬賊が登場してるところなど、歴史ファンをうならせる仕掛けもある。

少しでも戦前の日本は暗黒で、軍部は悪で、豊かな大陸に進出して………という図式から
離れると、舞台などでもすぐにクレームつく。


この平田さんにしろ『1940』を書いた大岡さんにしろ、
戦後70年が過ぎ、だいぶありのままを発信できるようになってきているような気がする。


昭和史はまだまだタブーが多いところだが、
幕末明治の時代はそろそろ本心を自由に語れるようになってきているように思う。
つまり、薩長ではなく徳川幕臣を評価する動きだ。

そして今徳川幕臣の『公』の心が世界に求められつつあるように思う。
今後その辺にも注目していきたい。


ではまた!



奥野晃士



















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