おくぬ〜の『来た球を打つ!』

スイスと日本で活動する舞台俳優奥野晃士(あきひと)のブログ。

Noism劇的舞踊、ルーマニア国営放送でオンエア

寒中おみまい申し上げます。
関東は寒波襲来とのこと、
スイスもぐずついた天気が続いております。
昨年のクリスマスイブの日に
Noism劇的舞踊第三弾『ラ・バヤデール~幻の国~』
ルーマニア公演でお世話になった方々から
ルーマニアの国営放送で公演の様子がオンエアされたというご連絡をいただいた。
番組はかなり反響があったようです。
昨年の3月にルーマニアの首都ブカレスト国立劇場で行われた公演は、
とても素敵な体験だった。

Noismは新潟市のレジデンスダンスカンパニーで、
日本で唯一の公立舞踊団。
ヨーロッパで活躍していた金森穣さんが芸術監督をつとめ、
井関佐和子さんを筆頭に素晴らしいダンサーさんたちが日夜研鑽を積んで
クオリティーの高い作品を上演し続けている。

演劇もそうであるように、
舞踊もまた、明治以降に日本に入ってきたヨーロッパが本場の文化であるが、
そのDANCEを独自に進化させた形でヨーロッパで公演を行うのは
Noismの皆様にとっても大きな重圧だったと思うが
ダンサーさん達は見事にはねのけて大好評を博した。

SPACからは貴島豪、たきいみきとともに参加させていただいたが、

幻の国を舞台に様々な民族や国家の思惑がうずまく筋立ては
バレエの名作『ラ・バヤデール』をもとにして平田オリザさんが構想し
書き下ろしたもの。
平田さんは先日お父さんになったばかり、おめでとうございます!
現地の受け入れスタッフの皆様が出迎えてくださり
その他、ブカレスト大学日本語学科の学生さんも大勢スタッフとして参加してくださったり
きめ細かい受け入れ態勢には感謝です。
ルーマニアの大学では日本語教育がとても盛んなようで、
現地の方々と日本語でコミュニケーションが取れたのも嬉しい体験でした。
高層ビルが少ないルーマニアの朝日はとても美しかった。

ユニークな外観は異彩を放つルーマニア国立劇場


日本大使館からも和食の差し入れをいただき、

異国で日本料理をいただいた時の喜びは格別なもの。

宿泊させていただいたホテルは劇場の目の前だったが

公演のポスターがでかでかと掲げられており、恐れ入る。

楽屋が同室だった貴島さんに
ルーマニアのアンチエイジングクリーム
ジェロビタールのことを伺ったが、

ルーマニアは自然派化粧品やら自然食品やらが町の薬局でも充実しており、
買い求めたジェルもクオリティーが高く、驚いた。
スタッフの皆様も少ない時間で徹夜作業を続けてくださったお陰で、
公演は大成功をおさめ、
レセプションでの皆様の反応から、作品は大変高い評価を得ていることが
出演者の一人として嬉しかった。


特に、ダンサーさんたちの統一感やNoism独自の動きに注目が集まっていたようだった。
幕末の大思想家佐久間象山は
「東洋道徳西洋芸術」とみなしていたという。
「器機芸術は彼(西洋)に採り、仁義忠孝は我(日本)に存す」とは、
象山の弟子の一人、安政の大獄で散った秀才橋本左内の弁。
2018年は明治維新150年、
Danceという西洋の文化芸術を独自に発展させ、
ヨーロッパで好評を博し続けてきたNoismが果たしてきた役割は
日本人が世界にもたらした芸術的成果は大変大きいと思うし、
そんなかれらとご一緒できたたことは大変光栄なことだと思う。
翌日本体は「人形の家」シビウ公演を控えていたので、
「バヤデール」組は先にルーマニアをあとにする。


そんなNoism1の公演が埼玉で上演される。
しかも代表作NINA。
初めて静岡で拝見した時はとても衝撃的でした。
おススメです。
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日時
2018年
2.17(土)17:00
2.18(日)15:00
会場 彩の国さいたま芸術劇場〈大ホール〉
入場料
一般 5,500円、U25 3,500円(全席指定)
※U25=25歳以下対象・入場時要身分証。枚数制限あり。
チケット
11.4(土)一般発売
10.28(土)SAFメンバーズ先行発売
※りゅーとぴあでの取扱い分の発売はNPAC先行・一般共に11/4(土)
★『NINA』限定企画スペシャルプレゼントキャンペーン開催!
本公演のチケットをりゅーとぴあ(窓口・電話・オンライン)にて
2枚以上ご購入の方先着200名様限定で、出演メンバーの直筆メッセージ入りポストカードをプレゼント!
詳細はこちら
取扱い
▸彩の国さいたま芸術劇場チケットセンター(窓口・電話・オンライン)
電話 0570-064-939(10:00-19:00、休館日除く)
PC http://www.saf.or.jp/
Mobile http://www.saf.or.jp/mobile/
▸埼玉会館(窓口のみ。3/1-3/31 は平日10:00-17:00、4 月以降は休館日を除く10:00-19:00)
▸りゅーとぴあ(窓口・電話・オンライン)
チケット専用ダイヤル 025-224-5521(11:00-19:00, 休館日除く)
オンライン・チケット http://www.ticket.ne.jp/ryutopiaticket/
▸イープラス http://eplus.jp/(PC・MB 共通)
*未就学児の入場はご遠慮いただいております。
*開演時間を過ぎますと、しばらくの間ご入場いただけない場合や、ご自席に着席いただけない場合がございます。予めご承知ください。
*本公演での託児サービスはございません。
【会場へのアクセス】
〒338-8506 埼玉県さいたま市中央区上峰3-15-1
TEL:048-858-5500※代表(9:00-19:00/休館日除く)
今月末は新潟でNoism2の公演もあります!
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ルーマニアといえばコマネチとか、
演劇界では不条理劇の巨匠イオネスコだが、
ルーマニア出身のダンサーに
アリーナ・コジョカル (Alina Cojocaru,)という方がいるそうだ。
ブカレストの市場店主の娘で、器械体操出身、
英国留学ののち、キエフバレエのプリンシパルを経て、
英国ロイヤルバレエの最下級の契約から代役で好評を博し、
1年半足らずでプリンシパルに昇格したそうだ。
米国のバレエ用品メーカーと広告使用契約を結ぶが本人は報酬を受け取らず、
代わりに会社側がルーマニアの国立劇場バレエ団のダンサーたちにトウシューズと衣装を
無償で提供する取り決めになっていたそうで、
故国のダンサーたちの状況をみかねてのことだったとか。
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奥野晃士

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