おくぬ〜の『来た球を打つ!』

スイスと日本で活動する舞台俳優奥野晃士(あきひと)のブログ。

「寿歌」名古屋公演無事終了!

こんにちは😃

桜が満開です🌸

3/12に名古屋での稽古が始まって、2週間。

3/24~26無事名古屋公演が終了しました。



今回の舞台は愛知県と静岡県の合同企画で、

愛知芸術文化センター山本麦子さんがプロデューサーとして采配をふるってくださり、
SPAC側からは小牧市出身仲村悠希という名大のしかも劇団新生出身の二人という息のあったコンビネーション。

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演出の宮城さんの劇世界を実現すべく、

愛知芸術文化センターの舞台監督世古口さんを中心にしたスタッフさんと
SPACのスタッフも協力しあっての公演という、




静岡愛知混合の県境をまたいでのコラボ企画だったのですが、

チームワークが素晴らしく、いい企画だった。

参加できたことに大感謝だ。




今回名古屋を活動拠点にする北村想さんの「寿歌」という作品は

1979年の初演以来全国各地で何度となくさまざまな演劇人によって上演され続けて来た名作中の名作だが、

SPACで宮城演出でという形で、しかも北村想さんのお膝元での上演となったのは、

愛知県とのコラボでないと実現し得なかったであろう。

そこに香川県を拠点に全国で活躍するカミイケさんの舞台美術が
作品の世界をより美しく高い次元に引き上げている。



しかもツアーを控えてる贅沢さ。

作品もどんどん成長する気がしてます。




ご来場頂きました皆様ほんとうにありがとうございました😊



4月はいよいよ野外劇場にて上演です。

ご来場をお待ちしてます!



【愛知県芸術劇場・SPAC『寿歌』公演日程】

・4/28.30@静岡・舞台芸術公園(29日休演日)

・5/18~19@熊本・ながす未来館

・5/26~27@福岡・北九州芸術劇場

・6/8@茨城・ひたちなか市文化会館

・6/16@愛知・パティオ池鯉鮒

・6/23@愛知・小牧市市民会館







奥野晃士

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大阪高槻市で読む会!

こんにちは!
いつも静岡まだ公演を観に来てくださる高槻市の安田さんが
またまた企画してくださいました。

民家を改造したとても素敵なギャラリーです。
オーナーの杉田さんの笑顔に毎回癒されております。

今回はハムレットです!
さて、どんな顔ぶれが集まりますか楽しみです!


お茶をしながら戯曲「新訳ハムレット」を楽しむ会

2018年3月27日(火) 18:30 - 21:00
会場:アートデアートビュー(〒569-0802 大阪府 高槻市北園町13-30)
参加費:1500円(ワンドリンク付き)

SPAC俳優の奥野晃士氏のナビゲーターで、河合祥一郎訳の角川文庫「新訳ハムレット」を、
参加者で声を出して手分けして読み楽しみます。
この訳は、野村萬斎さんが演出する舞台のために新しく翻訳され、
台詞が短くリズミカルだと感じています。

ワンドリンク・テキスト(角川文庫1冊)付です。
テキスト用意の関係で20名まで、皆さん是非ご参加を!
アートデアート(072-685-0466)もしくは安田(090-1960-1436)までご連絡ください。
このイベントへの参加登録でもOKです。

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安田さん寿歌名古屋公演は用事が出来てこれず
4月の静岡公演をご覧いただけるそうです!
いつもありがとうございます!



奥野

『寿歌』劇場いりしました!

こんにちは😃
名古屋ステイが始まって1週間、
名古屋一の繁華街栄にある愛知芸術文化センターで
いよいよ今週土曜日から「寿歌」本番です。

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2018年3月24日(土)14:00◆/18:00★(トークゲスト:北村想、宮城聰)
3月25日(日)14:00◎
3月26日(月)14:00★(トークゲスト:カミイケタクヤ、俳優3名)/19:00

愛知芸術文化センター『寿歌』について

核戦争後の関西が舞台、明るい芸人コンビゲサクとキョウコの前に現れる
奇跡を起こせる謎の人物ヤスオ。

80年代を代表する傑作戯曲として演劇史に残る北村想さんの名作は
私も駆け出しの頃、
共演者から「ぜひ読んでほしい」と渡され、読まされた覚えがある。
このように関西には寿歌大好き演劇人がやたらいる。

2月半ばから静岡で始まった稽古、

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最初はこの戯曲の魅力とは何かを宮城さんを中心として語り合い、
自主稽古の時は共演者同士で意見を交わして紐解く作業は続いた。

2月下旬にカミイケさんの舞台装置がリハ室に運び込まれた時は驚いた。
これまで何度も何度も上演されているこの作品の
固定観念をぶち壊すようなとんがった装置に立って演技をするのもやっとで、
我々も最初は大わらわだったが、
テンションの高い装置はテンションの高い演技で立ち向かうしかなく、
試行錯誤しながらスリリングなクリエイションになっていったと思います。

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静岡での稽古を終えて3/12から名古屋での稽古。

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劇場がある栄は名古屋屈指の繁華街なので、
ウィークリーマンション暮らしを始めたものの
人の多さとスーパーの少なさにちょっと戸惑ったけど、

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リハーサルは3人芝居のコンパクトさから宮城さんとも、
以外にマニアな話で盛り上がる一面も多々あったりと
アットホームな時間の中練り上げられる珍しい現場だった。

昨日は元SPAC同僚で、名古屋で織田信長や徳川家康などを現代に甦らせ話題になった
おもてなし武将隊をはじめたMさんが、
今は服部半蔵忍者隊の元締めをやってるので
日曜日の現場だった久屋大通公園の旅まつりに顔を出したが、
半年ほど前高知に立ち寄った際に偶然出会った
おもてなし海援隊の皆様と再会できるという奇縁もさることながら

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5月にツアーで行く北九州市が独立ブースを出してたのでご挨拶に行くと
なんと今年度で引退するバナナ姫ルナさんがいた。

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以前Yahooニュースか何かで
公務員でありながら自ら衣装を着込んで、
北九州市の観光PRをやってらっしゃる記事を読んでいたんで存じ上げていたが、
ネットで調べたら、旅まつりが最後の任務だったようだ。
3年間お疲れさまでした。

【公式】バナナ姫ルナのコスプレ観光PRはこちら

北九州芸術劇場『寿歌』

そしていよいよ劇場入りをしてリハーサルも大詰めだ。
3月24日初日、多分、宮城さんの幅広い演出力とアングラ演劇愛と、
関西人にも負けないお笑い愛に満ち溢れた作品だ。

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ゲサク(戯作)とキョウコ(虚構)の芸人コンビがリヤカーを引いて廃墟を旅する中
ヤスオ(耶蘇)にであう………という不条理な中にも笑いあり涙あり、
活字で読んでも面白い戯曲ですが、
これが演劇になってはじめて放つ魅力も満載で、
演劇の面白さってこういう言い切っちゃえる”加減のよさ”が魅力なんだなーと、
20世紀の演劇が輝いてたのも、
「こういう虚構の世界が面白かったんだよなー」と、
オレンジルームや扇町ミュージアムスクエアに通ってた頃の自分を思い出した。

そして、稽古が進むうちに

「これぞ日本が世界に誇る不条理劇」

と思えるようになった。

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関西ネイティブの奥野とたきい、
島田市初倉出身の春日井の三人でお送りします。

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4月28日と30日は静岡の野外劇場有度でも上演予定。

北九州市のほかに熊本の長洲町は、茨城県ひたちなか市、
愛知県の知立市と小牧市の全7箇所で公演を行います。

ステージナタリーの北村想×宮城總の対談はこちら

ぜひご期待くださいませ!



奥野晃士

七間町ハプニング2無事終了!

こんにちは!

3月11日の七間町ハプニング2

大前光市さんと鳥越啓介さんとのスペシャルユニット公演

無事終了しました。



多数のご来場本当にありがとうございました。

少ない日数で作ったので前日の仕込みリハと当日の二日間が勝負だっただけに

照明の日尾さんや音響の柳沢さんには

大変ご面倒をおかけして申し訳ございませんでした。

でもすごい限られた条件の中で精一杯のポテンシャルで臨んでいただき

大感謝です。

会場である七間町リアンはリニューアルオープンしたばかりの一発目の公演で、

その上無料公演。




二回の公演に合計400人以上お集まりいただき、本当にありがとうございました。



生まれて初めて投げ銭なんかもいただきました。

すごくうれしいですねー。

今回は売れっ子のお二人とのコラボなので、

どういう作品がいいのか悩みに悩みましたが、

きっとリハ時間もないでしょうからあまり奇をてらわず

いつも動読でやってるアプローチで取り組むことにし、

選りすぐった作品は

太宰治の『駆け込み訴え』





太宰の世界に大前さんの身体と鳥越さんの音楽は

見事にマッチした感じで、一緒に舞台にいながらとても感動してしまいました。

大前さんは若いころ事故で左足を切断するという

ダンサーとして致命的な負傷をしたものの、

ダンスにこだわり続け、

リオのパラリンピックの閉会式でのパフォーマンスや

昨年末の紅白歌合戦での平井堅さんとのコラボなど、

今注目を集めているダンサーとしてブレイクしている。

『駆け込み訴え』はイエスを愛するがあまりイエスを売った弟子の一人のユダが

役人に訴えかける一人語りであり、

おおぜいの演劇人が挑戦している作品だ。

ユダといえば「裏切り者」の代名詞であるが、

イエスはユダの裏切りによって、捕らえられ、十字架にかけられて

その結果キリストになったという見方もあり、

もっとも重要な役割をなした弟子という解釈もできる。

ユダはイエスを誰よりも愛しているがゆえに

売って自分も死のうと決意するこのゆがんだ愛はおそらく

ユダの心の中の欠落した部分を

イエスで埋めようとしたからではないか?

そんなユダを演じる足を失ったダンサーの姿は、

ユダの心を体現しているようにも見えたし、

特に僕が好きなシーンは、

最後の晩餐の時に、イエスに足を洗ってもらったユダが天国を見るという場面を

失った左足で演じるところだ。

無い足があるように見え、透き通っているようにも見え、輝いているようにも見えた。

この場面を見た時

大前さんが常々言ってる

「足の欠損は障害ではなく個性の一つ」

という言葉の意味をとてもよく表してくれていたと思う。

まさに大前さんでしか演じられない唯一無二のユダがそこにいた。



本番がはじまり鳥越さんが作曲した「ユダのテーマ」が冒頭暗転中に劇場に響き渡った時、

ユダの悲しみを心の奥底からじわじわ染み出させてくれるように感じた。

鳥越さんのコントラバスはリオのパラリンピックの大前さんのパフォーマンスの時の曲で

耳にしていたが、

あの乾いた感じが、荒涼としたゴルゴダの丘を想起させてくれたので、

鳥越さんが音楽を担当してくれる時に一番合いそうな作品という視点からも

『駆け込み訴え』は絶対に我々3人のユニットの最初の作品には、

いいのじゃないかと思ったのだが、

2月7日の最初のリハの時からさすがの鳥越さんはイメージにぴったりの音楽を奏でてくださった。

当日のリハーサルの時に鳥越さんのソロの曲が前日のリハと違ってたので伺ってみると

「今日3月11日なので、被災地の復興を願って作った曲がいいんじゃないかと思って」

と、その曲がまたとても暖かい曲だったので、

全体的に重くなりがちだったので、ちょうどよかったかも。

こんな素晴らしいアーティストの方々とご一緒できるきっかけを作ってくれてのが

七間町ハプニングをプロデュースした柚木さんと聡子さんの熱意だった。

市役所の皆様やスノドファミリーの面々のソツない仕事にも支えられ、

無事終了させることができた。



今回のユニットも、時間をかけられない3人が集まって

それぞれの役割を積み上げて高い次元で才能をぶつけ合える

宝物のような経験だった。

感謝です。ありがとう。

いよいよ3月24日『寿歌』名古屋で初演の幕があきます。

頑張ります!



寿歌について

http://www.aac.pref.aichi.jp/gekijyo/syusai2017/detail/180324_hogiuta/

http://festival-shizuoka.jp/program/hogiuta/

歴史演談もやります!




奥野

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