星と世界の文豪AKUTAGAWA
こんにちは😃
10月に帰国してからずっと取り組んでいた芥川龍之介の「歯車」の初日があきました。
演出は多田淳之介さん。
清水や島田の中学生たちがとても熱心に舞台を観てくれて、
普段とは違う生徒さんたちの様子に先生たちもおどろいてました。
今日は稽古をいっとき抜けてSBSラジオ『聴くディラン』に出演。
パーソナリティーの芸人の二村さんやアナウンサー黒田さんに初めてお目にかかり、
すばらしいフォローを受けながらなんとか今回の作品についてのトークをしてきました。
多田さんとのクリエーションはこれまでのように戯曲ありきではなくて、
最初は俳優と色々作品を分析しながら現場で創作していく感じ。
なおかつ小説を演劇にするというので、今の形がおおよそ出来上がってきたのは本番10日前くらい。
今回のこのメンバーだからこそできたような舞台になっていると思います。
やはり自分の人生をテーマにした作品を数多く残してる芥川龍之介の中でも、
死の直前に書かれた決定版というべき『歯車』は、彼の作品の中でも傑作として評価は高い。
本日一般公演初日、12月15日まで駆け抜けます!
『歯車』についてはこちら
稽古でも芥川資料本を紐解く機会も多く、
最初はそういうディスカッションで稽古がおおかた終わってしまう時もあった。
そんな芥川の作品を理解するのに、一人の作家の人生を見つめなおす事を
真剣にやれたのはとても良かったと思う。
12月6日には『文豪⭐︎星演談』をスノドカフェ七間町で開催します。
なんと、西洋占星術の杜香里さんと、
静岡大学教授の今野喜和人先生の解説を交えてお送りします。
杜さん今野先生、スノドカフェの柚木さん、そして私、
四人とも月星座が魚座という、
芥川に引き寄せられたかのような座組みでお届けします。
これまで歴史上の人物を西洋占星術の杜香里先生と
星まわりで読み解くイベントをやってみて、
周囲の人間関係や敵味方の関係を星座に照らしてみると
実に興味深い結果が出た。
これまで遠い存在だった山岡鉄舟や徳川慶喜に
血肉が通った感じになれた。
そんな中、一度芥川の星まわりを調べて見る。
芥川龍之介 1892年(明治25年)3月1日 - 1927年(昭和2年) 7月24日)
太陽が魚座で
ピュアで優しく、同情心が厚い
情緒豊かで、感情の起伏が激しい
夢見がちでロマンティスト
厳しい決断や現実的な判断は苦手
月がおひつじ座。
型にはまらない、集団の中に染まってしまわない
何かを作り出したり、新しい事を始める力が備わっている
周囲に同調し過ぎると息が詰まる
衝動的な発言や行動を抑えきれない
若くして夏目漱石に見出され、
文壇に衝撃的なデビューをした芥川だが、
生い立ちは複雑で、生まれて8ヶ月で母親が発狂し
新原家から母の実家の芥川家の養子になった………
そこで、叔母の愛情を一身に受けながら教育され、
龍之介の人格形成に大きな影響を与えることになる………。
これからおいおい、芥川の周辺の人物を
このブログでも取り上げていきたいと思います。
お楽しみに。
奥野晃士